おはようございます☀
今朝の姫路は青空が広がっていてとても気持ちいいです。
さて、今日は語源のお話。
語学が好きで、語源にはとても興味があります。
どの言語に関わらず。
Tea house Englishの生徒さん達にも
「この単語知らなかったです。」
という単語が登場すると、よく単語の語源を話します。
単語帳で言葉だけ見ていてもなかなか覚えられませんが、語源やイメージがわかると印象に残りやすいからです。
本題に入りましょう。
今日はFlamencoの語源のお話。
語源を知らなくても踊れるのですが、興味がある人もいるかもしれないと思い、書いてみますね☺
“flamenco”という単語は、
①もともとスペイン語において「フランドルの〜」という意味の形容詞。
そこからフランドル人のことを指したそう。
ちなみにフランドルは旧フランドル領を中心とする、オランダ南部、ベルギー西部、フランス北部にかけての地域のこと。
②鳥のフラミンゴの意味。
「リナさんはフラミンゴダンサーなんだよね!」
と時々言い間違えられますが、完全に間違っているわけではないようです(笑)
でも、どうして19世紀に”flamenco”という言葉で呼ばれるようになったかは諸説あるようです。
- ★ヒターノがフランドル地方からやってきたと考えたため、まずヒターノのことをフラメンコと呼ぶようになり、やがて彼らの芸能をもフラメンコと呼ぶようになったという説
- ★フランドル地方出身のスペイン王カルロス1世(カール5世)がフランドル出身の派手好きでならず者の兵士を連れてきたため。以降フランドル人にかぎらずそのような人たちを”flamenco”と呼ぶようになったという説
- ★「炎」を意味する”flama”または”flamente”(派手な)、”flamancia”(香り)のような単語を語源とする説
- ★アラビア語の”fellah mangu”「農民の歌」を語源とする説
- ★歌い手または踊り手の姿がフラミンゴのようであったからとする説
- ★★アラビア語の”fellah min ghyr ard”「土地を持たない(逃げ出した)農民」を語源とする説
どれも、なるほど、と思うのですが、個人的には★★「土地を持たない(逃げ出した)農民」というのは宗教的迫害から逃れる必要のあったロマのことを指しているのではないかなと思いますし、やはり、「フラメンコ=ロマ」というものが一番しっくりきます。
フラメンコの語源に関しては正解というものはないのですが、語源を知ると、発見の喜びを感じます☺
マニアックですかね…
私の周りには語学好きが多いので、この喜びには共感してもらえるのですが(笑)
外国語を勉強しているうちに誰にでも語源についてのセレンディピティーがやってきます。
つまり学習の過程で偶然の興味深い発見があります。
ことばの誕生に出会う面白さがあります。
話はそれましたが、何かを発見すると楽しいですし嬉しいですよね!
「毎回のレッスンの中で、一つでも二つでも発見があって喜んでもらえるようにしよう!」
といつもレッスンの準備の時に思っています☺
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