Flamencoのキレが出せない3つの理由

キレキレに踊りたいのに、キレの出し方がわからない人のために今回は書きたいと思います。

 

キレのある踊りはかっこいいし、真似したいと思う人はたくさんいます。

 

パターンは大きく分けて二つあります。

①コツを掴めばできるパターン

②まずはコツを掴む前に基礎を構築しなければできないパターン

 

切れがある踊りの仕組み

 

キレを出すには、

「瞬発的に力を入れること」

「瞬発的に力を抜くこと」

を組み合わせることが必要です。

 

しかもそれを体の一部だけを使って行います。

 

例えば、手の動きのキレを出したい場合、手だけに瞬発的に力を入れて、瞬発的に力を抜きます。

そして、その「手」というのも、指先、手首、肘、脇、肩などに分かれており、振り付けにもよりますが、どこに力を入れるのかでも見え方が変わってきます。

 

みなさん、キレは

「力をを入れて早く動かすとできる」

と思いがちですが、力を入れたままだと、重たくて固く、関節がロックされ動き辛くなります。

 

しかし、力を入れなければ早く動かすスピードも出ないのです。

 

なので、動かし始めに瞬発的に力を入れ、すぐ力を抜きます。

 

そうすることで、最初の勢いだけつけて、力を抜いた際にスピードは維持しながら早く動かすことができます。

 

さらに、力を抜いた状態から、グッと力を入れて止めるとそこにもキレができます。

 

瞬発的に力を入れることでアクセントができるからです。

 

キレキレの人は、これを繰り返しているのです。

 

早いカウントの中でも、瞬発的に力を入れたり抜いたりしており、体の一部分にだけ意識を向けて動かしたりできるのです。

 

キレの仕組みはだいたいこんな感じなのですが、

「頭ではそれがわかっていても、実際にはできないよー。」

という人はたくさんいるでしょう。

 

では、ほかに何が必要なのかを次に説明していきます。

 

踊りのキレを出せない3つの理由

 

1.筋肉がない

 

筋肉がないためにキレを出せないという場合があります。

 

上記に説明したようにキレを出すには

「瞬発的に力を入れる」

必要があるのですが、その力を入れるための筋肉が無ければできません。

 

フラメンコを始めて、最初のうちは踊るための筋肉がないので、できないこともたくさんあると思います。

 

それが当たり前なので、いろんなことができないからといって、自分はダメだと思う必要はありません。

 

たくさん踊ることで、必要な筋肉がついてきます。

 

普段の生活では使わないところも、フラメンコでは使います。

 

わかりやすいのが首です。

 

首に力を入れることは日常生活ではほとんどないと思いますが、

フラメンコでは顔の向きを変えるときにアクセントをつけることはよくあります。

レッスン中に私は

「顔でもリズムとりましょう!」

「顔でもアクセントつけましょう!」

とよく言いますが、このことです。

 

アクセントを出すために首に瞬発的に力を入れるので、そのための筋肉が必要になります。

 

首の筋肉が無ければ、顔にアクセントをつけて動かすというのは難しいのです。

 

しかし、アクセントをつけて動かす意識を持って練習していたら、筋肉もついてきてできるようになります。

 

2.体に意識が通っていない

 

普段、日常生活で意識を向けないところに瞬発的に力を入れることはとても難しいです。

 

細部にまで意識を向けたり、全体でなく一部分に意識を向けることもすぐにはできない人の方が多いと思います。

使ってない部分を動かすのは練習が必要です。

 

練習して体のどこに力を入れるか、どういうイメージで動かせば良いかがわかると、少しづつできるようになっていきます。

 

一部分を意識して動かすということができなければ、全体に力が入ってしまって、キレが出しにくいのです。

そのため、体をバラバラに動かせるように意識を向けられるように練習する必要があります。

 

 

3.体の可動域が狭い

 

大きく踊れるようになると、キレは出しやすくなります。

 

アクセントをつけるときに、手や足が動かせる範囲が狭いと、アクセントになりにくくなる場合もあります。

 

まずは、キレよりも大きく踊れるように練習しましょう。

 

大きく踊る練習をすることで、体幹が鍛えられたり、筋肉がついてきます。

 

踊りやすい体、動きやすい体をつくるためにも、大きく踊るように意識して練習すると良いと思います。

 

振り入れする時も大きく動いたほうが記憶に残りやすいです。

 

 

コツを掴めばできるようになるパターン

 

ダンスのキレを出せない理由にあてはまらないくらいダンスができる人は、コツを掴めばすぐにできるかもしれません。

力の入れ方や抜き方を研究してみてください。

 

力を瞬発的に入れる練習や力を抜く練習、速く動かす練習をしましょう。

 

タイミングも大切です。

 

力を入れるタイミング、抜くタイミングです。

 

自分で鏡をみて、研究してみてください。時間もかかるかもしれませんが、コツコツ練習することでキレを出せるようになっていきます。また、自分のパワーの限界までキレを出すつもりで、一度踊ってみるのも効果的です。

 

パワフルさもキレには重要です。

 

参考になれば嬉しいです☺

 

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