つんとした冷たい空気に、ひんやりとした風。もう季節はすっかり冬ですね。
今朝は地域の粗大ごみ当番だったので、1時間ほど外に立っていたのですが、完全に体が冷えました。
体がかたまらないようにストレッチもしていたのですが、あまりしすぎると注目の的になるので控えめに(笑)
地域の方たちとおしゃべりしましたよ。もちろんソーシャルディスタンスをとって、マスクをしてですが。なかなか交流する機会もないですし、いい機会になりました。
さて、マイストーリーがまだ途中ですが、今日は最近のレッスンのお話を。
12月になるとレッスンではVillancico(ビジャンシーコ)を歌います。少しでもスペインの文化に触れてもらえたら、知ってもらえたら嬉しいなという気持ちで(#^^#)
Tea House Flamencoでは
・Villancicos Flamencos ”Bebe y beben”
・Villancicos Gloria(La macanita が歌っているもの)
の2つを歌います。
師匠のクラスでもクリスマスが近づいてくるとみんなで歌っていました。
Villancicoって何?とほとんどの方が思われると思いますが、Villancicoとはスペインのクリスマスソング。12月になると街中でビジャンシーコを聴くように。
民謡を起源とするとも言われるビジャンシーコは、教会で歌わていたそう。やがて、ファンダンゴ、ブレリア、タンゴなどフラメンコの曲種のテイストにアレンジされたビジャンシーコも登場します。
そして、Villancicoといえばサンボンバ!↑の動画の中にも登場します。
サンボンバとは楽器で、陶器のかめに皮が貼られ、真ん中に棒で穴を開けて棒を上下に動かすことで音を出しています。作ることもできます。大学のフラメンコ部の後輩が作っていました!(^^)!
クリスマスの時期のパーテイーで使われて、そのパーテイー自体をサンボンバと呼んだりも。
12月1日から12月24日クリスマスイブまでに町中で頻繁に開かれます。
たき火を囲んで、家族、友達、隣近所の人たちが集まって、サンボンバ、ギター、タンバリン、パルマ、アニス酒の瓶などを鳴らしてリズムをとり、数あるクリスマスソングをみんなで合唱します。
このお祭り、アンダルシアのカデイス県が一番盛んらしいです。
ヘレスは12月に入るとすぐに、昼も夜も、夜中も!このお祭りだらけに。
子供からお年寄まで、火を囲んで大合唱!
その間、ペステイーニョと呼ばれるクリスマスのお菓子をつまみ、甘いシェリー酒やアルコール度の高いアニス酒を飲みます。
初めてVillancicoを聞く、歌う生徒さん達は
「スペイン語がそもそもわからない!」
とおっしゃられますが、いいんです。
レッスンでは発音の仕方、歌詞の意味、歌い方もちょっぴりお伝えしますが、
リズムや雰囲気を少しでも楽しんでもらえたらなと。
エストリビージョといって、繰り返しの部分で韻をふんでいる部分ががあるのですが、そこだけでも口ずさめるようになったらいいな、という気持ちで歌って頂いたらと思います(^^♪
ちなみに、先日三重県志摩にある【パルケエスパーニャ】に行ったのですが、そちらでもずっとVillancicoが流れていてすっかりクリスマスモードでした。
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