こんにちは!
オンラインと姫路明石のフラメンコ教室Tea House Flamencoの静利奈です。
Flamenco曲種紹介シリーズ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
今回はSolea por bulerias(ソレアポルブレリアス)の構成を説明しますね。
ソレアポルブレリアを踊った後に
観られた方に
「力強く情熱的でソレア・ポル・ブレリア、まさにフラメンコって感じですね!」
と言われることがよくあります。
そんなイメージのソレアポルブレリア。
ソレア・ポル・ブレリアは読んで字のごとく、
「フラメンコの母」と呼ばれるソレアと
「やんちゃな娘」と呼ばれる「ブレリア」のハイブリッド。
ソレアをブレリア調の速いテンポにしたものを
Soleá por bulerías(ソレア・ポル・ブレリア)といいます。
ブレリア・ポル・ソレアは、ブレリアの速いテンポを
ソレアのように少しテンポを落として踊ります。
19世紀の初期の間に歌い始められ、
踊り用にはっきりとしとしたリズムを持つようになり
ロマ(ジプシー)・フラメンコの定番曲となりました。
即興で踊りやすいヌメロ(曲種)のため、タブラオで好んで踊られます。
「ブレリア」のもつ陽気さと「ソレア」のもつ厳格さの両方を併せ持ち絶妙のバランスで配分されれいます。
全体的にソレアの規則性があり、
韻を踏んだ3行詩、
基本は1から始まる12拍子。
踊りの曲の構成
一般的によく踊られる構成は下記の通りです。
あくまでも一般的なものであって、この通りでない場合ももちろんあります。
サリーダ
↓
プリメラ・レトラ(一つ目の歌振り)
↓
(ファルセータ)
↓
セグンダ・レトラ(二つ目の歌振り)
↓
(ファルセータ)
↓
エスコビージャ
↓
ブレリア
踊り手によってはレトラを3つ、4つ踊る人もいます。
ブレリアも同様。
ソレア・ポル・ブレリアは、
ソレアやアレグリアスと同じく3拍子系の12拍で1コンパスで、
アセント(アクセント)は
⑫ 1 2 ③ 4 5 ⑥ 7 ⑧ 9 ⑩ 11
と、変拍子です。
サリーダ(出だしの歌)は、3~4コンパスが一般的です。
一般的なレトラの長さは7コンパスですが、
他の曲と比べるとレトラの長さは変えられます。
カンタオールに好きに歌ってもらうのがベストですが、
慣れていなくてレトラの長さが変わって即興で踊れない場合は、
事前にレトラの長さを何コンパスと指定した方がいいですね。
レトラの後にファルセータをいれるのが一般的です。
この後に少し足を打ちシエレでしめて、エスコビージャにはいるパターンと、しめずにそのままエスコビージャにはいるパターンと二つあります。これは踊り手の好みです。
エスコビージャは、踊り手の見せ場のパートです。
センシージョのリズムでコルト・コルト・ラルガのリズム構成が一般的です。
コルトとは短い、ラルガは長いという意味で、コルト(6拍)・コルト(6拍)・ラルガ(12拍)になります。
このリズム構成のパターンを覚えると、振付がすぐとりやすくなると思います。
エスコビージャは1から始まりますが、ブレリアにつなげるため途中12スタートのパソに切り替え、
テンポをあげてブレリアのパートにはいります。
このブレリアのパートはレマーテで抜けた後、ファルセータをいれたり、タパオのパートをいれたり、
すぐにブレリアのレトラをいれたり、その場の空気で変えることも可能です。
これがタブラオ・フラメンコ、フラメンコの即興性の魅力の一つです。
ブレリアのレトラは、ソレア同様自由なスタイルで歌われます。
一番多いのはブレリア・デ・へレスでメディアコンパスで歌われ、レトラは2つか3つくらい踊り、
最後はテンポをあげてエストリビージョで終わらせるのが一般的なスタイルです。
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